高脂血症を分類するのは、血液の中の脂肪の種類によります。
その脂肪分は大きくわけると
1.コレステロール
2.中性脂肪
です。
今回はこの中性脂肪について述べます。
中性脂肪はトリグリセリドとも呼ばれ、エネルギーとして使われる遊離脂肪酸を貯えたかたちの脂肪分です。
食事のあと、栄養分は腸で吸収され、全身をめぐります。
エネルギーとして使われずに余った中性脂肪は、肝臓や全身の脂肪細胞の中に蓄えられます。
「高中性脂肪血症」とは、この血液中の中性脂肪が多くなり過ぎている状態です。
中性脂肪の量が多いとHDL(善玉コレステロール)が低くなります。
また、悪玉コレステロールの中には、“超悪玉”と呼ばれるs dLDLが発見されました。
これはサイズが大変小さいので、血管の壁に容易に入り込みます。
悪い事にこのs dLDLは、酸化を受けやすく、その上、脂肪の処理をしてくれる肝臓に取り込まれにくいので、動脈硬化がどんどん進むという事が分かりました。
中性脂肪が多いと、この超悪玉であるsdLDLが高くなります。
その上、血液を固まりやすくするので、血栓が出来やすくなります。
